コアレスモータ使用上の注意


コアレスモータを使う場合よく言われるのが、軸が弱いので直接コアレスモータの軸にウォームギアを取り付けてはならないという事です。
これは本当でしょうか。
ある意味、本当のようです。実際に、モータが壊れたという人もいます。
それでは、どれくらいの強度があれば良いのか概略計算をしてみましょう。
まず、前提条件として、

  1. 1/80の蒸気機関車が牽く列車模型とする。
  2. 実物の時速で120km/hから、0.1秒で急停止する。(1/80なら41.6cm/sec)
  3. 列車の質量は3kgとする。
  4. 動輪径は、Φ21.9mmとする。(実物でΦ1750)
  5. ギア(ウォームホイール)はM0.4、30枚歯(ピッチ円Φ12)とする。

以上の条件から、停止時の加速度は416cm/sec^2です。重力加速度は約980cm/sec^2ですから、おおよそ0.5Gとなります。
また、ギア(ウォームホイール)径が動輪径の約1/2ですから、ウォームギアには、動輪の約2倍の力が加わります。
という事で、

2×3(kg)×0.5(G) = 3kgf

という事になります。
したがって、軸方向の許容荷重負荷が3kgf以上であれば全く問題が無いと推定されます。

実際のコアレスモータの事項方向許容荷重負荷は、

メーカ 型番 軸方向許容荷重負荷
マクソン RE013-020 8kgf
RE013-032
RE010-017 1.5kgf
RE010-025
RE015-23 2kgf
ミニモ(ファウルハーベル) 1016 1kgf
1212
1319 2kgf
1331
1717
1724

という事で、マクソンのRE013系以外は直接ウォームギアを取り付けない方が良いと思います。



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